常に後輩を作り続けるために ~新入社員研修について~
- Jouji Takarabe
- 2017年2月5日
- 読了時間: 2分
今年も新入社員を迎える時期となりました。新たな「人財」を企業に迎え入れることは何事にも増して重要なことです。企業は「人財投資」を初期行動とし、その「人財」が組織を作り、仕組みを作り上げて行きます。すなわち、「人財」が「モノ」「金」を創り出して行く事となるのです。
経営学者ジム・コンリズは著書「ビジョナリー・カンパニー」の中で、成功のための構成要件として「まず人を選び、その後目標を決める」としています。それぐらい「人財」の重要性は高いということです。
では、「人財投資」とは何でしょうか。
遣り甲斐のある仕事を与えその評価や報償制度を構築すること、働きやすい環境を整備すること、個人の能力開発を支援する制度構築等が「人財投資」の手法であると考えられています。やはり、教育訓練への投資が「人財投資」の重要な手法の一つであることは間違いないでしょう。
新入社員は翌年には入社2年目の先輩になります。早期に先輩として相応しい「人財」に育成する必要があります。また、その新入社員が何時までも最も若手であってはなりません。新入社員が「人財」となるためには「常に後輩を作り続けること」も重要です。
新入社員を毎年々々、定期採用することはとても大変なことです。この命題を解決するには「人財投資」の教育育成サイクルを構築し、早期の「人財化」を図るしかありません。新入社員研修等を通じて「常に後輩を作り続ける人財化サイクル」の確立が必要であると思います。
多くの教育訓練の中でも社会人として最初に出会うのが「新入社員研修」です。
ビジネスパーソンとしての心構えや接遇マナー等々様々な社会ルールを学ぶことになるのですが、新入社員研修には一生に一度しか受講出来ない内容も多くあります。その重要性は高く、適当に研修を受けさせれば良いと言うような安易なものではありません。内容をよく吟味して講座を選ぶ必要があります。
良質の新入社員研修を通じて「人財」育成を図ることは、経営目標達成への第一歩となるはずです。
株式会社Gサポート
代表取締役 黒 園 宏

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