【Gサポート日記】113番元素「ニホニウム・Nh」
新型コロナウイルスの影響を受け、東京オリンピックを始め様々なスポーツが延期や中止、無観客や人数限定での開催を余儀なくされています。
スポーツには人々を歓喜させ高揚させる大きな効果があり、コロナ禍でこそスポーツの必要性は高いはずなのですが、これを楽しめない現状は残念でなりません。
スポーツと同様に人々を喜ばせる出来事に科学的偉業の達成があります。毎年秋に発表される「ノ―ベル賞」がその代表格ですが、日本では2016年、ノーベル賞受賞に勝るとも劣らない大偉業が達成されています。それは理化学研究所の研究チームが新しい元素を発見し、元素周期表にアジア初として元素名「ニホニウム」と命名されて加わったことです。
かつて化学で勉強した元素周期表に「日本」に因んだ元素が加わるということは、想像の範囲を超えた業績で、しかも国名を冠した「ニホニウム」と命名されたことは喜びに堪えません。
ドイツに因んだ「ゲルマニウム」やポーランドの「ポロニウム」、米国に因んだ「アメリシウム」等と並び称され、未来永劫に記録され記憶される誇るべき日本科学者の偉業です。
今後、多くの教科書に載ることで広く認識されていくことは、将来の科学分野に大きく貢献していくことでしょう。10月に発表される今年のノーベル賞が楽しみです。
令和2年9月28日
株式会社Gサポート
代表取締役 黒 園 宏