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【Gサポート日記】アウトソーシングは管理可能費か?

  • 執筆者の写真: Jouji Takarabe
    Jouji Takarabe
  • 2018年6月18日
  • 読了時間: 1分

 アウトソーシングに係るコストは、一般に外注費と考えることが出来るところから変動費として捉えることが多いと思います。

 一のプロセスをアウトソーシングする場合、コスト分析面では、プロセスを構成する人件費や設備に係る減価償却費等の固定費を変動費化することがアウトソーシングの効果の1つとなり、業績の変動に対する耐性が固定費よりも強くなります。

 さらに変動原価計算面では、限界利益率0.5固定費1,000の場合、損益分岐点売上高は2,000となりますが、固定費100をアウトソーシング(変動費)に移行した場合、限界利益率は0.45(0.5-100÷2000)固定費900となって損益分岐点売上高は同じく2,000となります。2,000という結果は同じなのですが、変動費化することで直接コストと捉えられ、限界利益(貢献利益)に直結します。同時に管理不能費的色彩の強い人件費や減価償却費を管理可能費に変化させる効果も生じます。

 業態の違いやコストに対するアプローチ方法の違い等でアウトソーシングに対する考え方も様々あると思いますが、人材不足への対応やコア業務に経営資源を集中させる効果等も考慮して適正に外注化を図りたいものです。

平成30年6月18日

株式会社Gサポート

代表取締役 黒 園  宏

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