【Gサポート日記】カープに見る「顧客の創造」
広島カープがセリーグ連覇を達成しました。
多くの勝因の一つに「カープ女子」の存在があります。
若い母親が乳児やユニフォーム姿の幼児連れでマツダスタジアムに行く光景は、他球場ではなかなかお目に掛かれません。
女性重視のスタジアム作りで新規顧客を女性層に求め、新たな顧客に対し、入場料収入はもとより、テーマ別ユニフォームやグッズ、選手コラボ弁当等々、種々の商品やサービスを販売する仕組み作りが成功しています。
さらにカープバルーン(風船)も素晴らしいアイデアです。毎試合ごとに約3万個の風船が「それ行けカープ」の曲と共に消費されて行きます。球団は毎試合7回裏が待ち遠しいのではないでしょうか。
「顧客を創る」に対比する考え方として「商品開発」があります。
商品も重要ですが、優先順位として顧客創造を先に行い、その顧客に対して繰り返しの消費を促す考え方は、経営の神様「松下幸之助の水道哲学」にも通ずる考え方ではないかと思います。顧客に対し「水道のごとく、良いものを安く、繰り返す。」と言うことです。
マーケティング手法の中にも「3M」と言う考え方があります。「正しいマーケットに、正しいメディアで、正しいメッセージ」を伝えることを言いますが、「顧客」があれば「3M」が機能します。
株式会社Gサポート
代表取締役 黒 園 宏