最低賃金改定
今年も10月に全国の最低賃金が改定されます。
広島県は1日より最低賃金が769円から793円に改定されました。全国の最低賃金を見てみるとばらつきがやはりあります。東京都が1番高く、次いで神奈川県と、上位はやはり都心部です。一方下位はというと、宮崎県と沖縄県で714円です。
どの都道府県でも改定により最低賃金は上昇しているのですが、この改定で現行の時給を見直さなければならない企業もあると思います。
従業員の方からしてみれば、時給が上がるのですから悪い話ではありません。ですが、企業からしてみれば、仕事の内容は変わらないのに時給が上がるということはあまり喜ばしいことではありません。
そこで、企業としては定期的に仕事の内容の見直し、それに見合った給与の変更を行うことが必要になるといえます。いわゆる人事評価です。
「最低賃金が上がるから時給が上がる」という昇給理由ではなく、「仕事の内容が評価されて時給が上がる」、「仕事のステップアップで時給が上がる」という理由づけの方が仕事に対するモチベーションも変わってくるのではないでしょうか。
(岡田 積善)